新型コロナ禍や地政学的環境により、サプライチェーンの逼迫・混乱が続いています。さらに新たな火種として、中台対立の悪化に伴うリスクへの懸念が世界中で広がっています。企業はステークホルダーの要請に基づき、意思決定の質とスピード、環境変化への対応力を高めることが、今まで以上に求められています。
一方で、このような不確実性の高い環境において、サプライチェーンに起こりうるリスク、またその要因となる地政学的リスクを予見することは可能なのでしょうか?「リスク」という顕在化していない問題について、経営陣、SCM部門はどのように向き合うべきなのでしょうか?そして、サプライチェーンおよびサプライチェーンマネジメントを、どのように進化させる必要があるのでしょうか?
今回このような問いに対して、セキュリティとインテリジェンスに強みを持つコントロール・リスクス・グループ株式会社からゲストスピーカーを招き、昨今の地政学的環境の解説、欧米企業の事例紹介を交えて論じていきます。
その上で、リスク対策の実効性と経済性を担保していくためには、事前にあらゆるシナリオを定量的に検証しておくことが重要です。
経営とSCM部門が一体となってサプライチェーンの再設計を行うための、デジタル技術を活用したアプローチを解説していきます。
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大手コンサルティングファームにて、SCMを中心としたビジネスプロセス改革プロジェクトを多く手掛けた後、2015年4月コントロール・リスクスに入社。入社以来、グローバルで事業を展開する日系大手企業を中心に、リスクマネジメント体制の構築、投融資先のデューデリジェンスを含めたリスク評価および軽減策の導入、危機対応のコンサルティングをリード。特に昨今の不確実性の高い事業環境の中では、未来のリスクシナリオの作成、シナリオに応じた事業継続計画(BCP)策定支援を多く手掛けている。
ロジスティクスチームリーダーとして、SCMやロジスティクスに関するコンサルティング、サービス開発に従事。
メーカーから流通事業者/物流企業まで様々な業界に向けたロジスティクスの診断・改革施策の立案、デジタルを活用したサプライチェーン設計に関する実績を持つ。
OracleにてSupply Chain ERPのCoEとテクニカルサポートを経験後、デジタルマーケティング、データ分析などの複数のSaaS企業を得て、現在 Coupa Supply Chain の Value Solutions Consultant としてプリセールス活動に従事。
Gartner names Coupa a leader in 2016 Magic Quadrant for Procure-to-Pay Suites.